FOXスポーツ オーストラリアはケーシー・ストーナーに2016年シーズンについて彼の見解をインタビューした。その一部を紹介する。
YAMAHA (ヤマハ)
「まずはセパンテストでホルヘが圧倒的だったことは無視できないでしょう。とても強い走りをしていました。ホルヘはシーズンのスタートでは決して本来の姿を見ませんが、レースとなれば、いつも手をつけることが出来なりますからね。
誰かがホルヘに接近したときは、彼が同じタイヤで40ラップを重ねていて、新しいタイヤを履いた途端、彼はトップに立ってしまうんですよ。
「バレンティーノ(ロッシ)もいい仕上がりに見えました。非常に印象的でした」
HONDA(ホンダ)
「 マルク(マルケス)については、彼のライディングと表情からも分かるように、あまり快調という感じではなかったですね。彼が速さを取り戻すのには、もう少し時間が必要なのではないでしょうか」
DUCATI(ドゥカティ)
「 2015年は二人のアンドレア(イアンノーネとドヴィチオーゾ)は素晴らしいシーズンの開幕を迎え、イアンノーネは最高の状態でシーズンを終えました。
我々が行ってきたバイクの改良をもってして、今年も良いシーズンにして、ライバルにとって、より大きな脅威になりたいですね」
タイトル争いの行方
「タイトルの行方に関しては、まだまだ早すぎますよ。 全てのライダーがマニエッティ・マレリの(電子制御)システムに適応しているところですし、タイヤについてもそうです。シャシーの挙動など全て、バイク全体のパッケージに適応している最中ですね。
2、3レースを消化した時に、どのライダーがアジャスト出来きているのが見えてくると思います、でも適応するにはもう少し時間がかかるでしょうね」
From FOX SPORTS
http://www.foxsports.com.au/motorsport/moto-gp/video-casey-stoner-discusses-riders-form-ahead-of-2016-motogp-world-championship/news-story/1bc0cc94256ce311deb5f8dcaf6fc04e
実際にテストに参加したストーナーから見た2016年シーズンはやはりホルヘが本命といったところなのでしょうか。
古巣のホンダや、テストライダーを務めるドゥカティについて控えめな表現でしたが、ドゥカティについては、スコット・レディング、ダニーロ・ペトルッチ、ヘクトル・バルベラなどのサテライト勢もスピートを見せていますし、2016年は近年稀に見る、注目の開幕戦ですね。