De RS125: アプリリア
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2016年8月18日木曜日

MotoGP:バウティスタ 2017アスパーチームと契約

アプリリアのライダーのアルバロ・バウティスタは2017年古巣のアスパーチームに復帰する。


 バウティスタは2006年、アスパーチームで125ccクラスを制し、チームとともに250ccにステップアップし、3シーズン中、8レースで優勝し、2008年はマルコ・シモンチェリについでチャンピオンシップ2位となった。

  彼は2010年にスズキからMotoGPデビューし、2年後にグレシーにチームに移籍した。当時のグレシーにチームはホンダのサテライトチームであり、現在はアプリリアのファクトリーチームである。

 バウティスタとチームメートのステファン・ブラドルは来年アレイシ・エスパルガロ(現スズキ)とサム・ロウズ にシートを奪われる形となった。


「世界選手権で最も多くの時間を過ごしたチームに戻ってこられてとても嬉しいです。125ccではチャンピオンになりましたし、250ccではタイトルを目指して戦ったチームです。

 このチームに帰ってきて、MotoGPでも一年走れるということにとてもモチベーションが上がっています。新しい挑戦です。

 自分もたくさん経験を積んで、成長してきましたので、2017年はこのチームで競争力を持って臨めると思っています」

 バウティスタは今年のドゥカティのバイクに乗る予定だ。アスパーチームは現在のGP14.2モデルから、来年は16年モデルを一台、15年モデルを一台ずつ走らせる予定だ。

 同様にドゥカティサテライトのAvintiaチームはヘクトル・バルベラとロリス・バズの体制で臨むようだ。


アスパーの今のライダーのユージン・ラバティとヨニー・エルナンデスだがその一人は2015年型のバイクに乗ることになるだろう。しかし、ラバティは チームメートよりも型遅れのバイクに乗ることに積極的でない。

 ラバティはアプリリアでのワールド・スーパーバイクに復帰することを考えている。

 From Motorcycling


残るMotoGPのシートはアスパーチームの一つのみ、ということでここはヨニー・エルナンデスで決まりでしょうか。

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2016年8月4日木曜日

WSBK: Aprilia RSV4 Factory エンジン

私もアプリリアのMotoGPを陰ながら応援しておる者の一人ですが、私がアプリリアのMotoGPへの挑戦に興味を持って見ているのは、自分のバイクがアプリリアであることもありますが、250ccで敵なしの状態となっていたアプリリアが、MotoGP時代初期に早々に失敗し、撤退していったことが少なからず心に残っています。


そこからアプリリアはWSBK(ワールドス−パーバイク)でRSV4によってチャンピオンになるわけですが、今年のアプリリアのMotoGPマシンは、WSBKで活躍したRSV4のエンジンを改良していた前年型とは全く異なるニューマシンとなっています。今回はそのRSV4のエンジンについてです。




アプリリアにとってレースというものは、常に重要な位置付けにあり続けている。イタリアのノアーレに拠点を置くアプリリアは1970年代中頃にレースへの参戦を始め、モトクロスの世界ですぐに頭角を表すことになる。


その後、情熱(と資金)を持ったイヴァノ・ベッジオはロードレーシングの世界へ足を踏み入れる。そこでアプリリアは世界WGP125cc、250ccの両クラスで、FIMが2ストロークエンジンを廃止するまで、その地位を不動のものとする。


しかし、ベッジオにとって125ccと250ccだけでは不十分であり、そのチャレンジをスーパーバイクへと向けていく。ロータックス製の60度1000ccVツインエンジンを搭載したRSV1000はトロイ・コーサーと芳賀紀行にたくされた訳だが、もう一歩のところでタイトルを逃してしまう。

8耐お疲れ様でした! ニトロノリとRCV1000

MotoGPが1000ccの4ストロークエンジンとなったことにもベッジオは興味を示し、彼は後に大きな失敗に終わってしまう"Aprilia cubeプロジェクト"に大量の資金をつぎ込んだ。


元F1フェラーリチーム代表、クラウディオ・ロンバルディによって、F1のエンジンから改良を加えた3気筒のエンジンによってプログラムを走らせたのだ。直列3気筒のエンジンの性能をMotoGPで示すことだけでなく、アプリリアのレース活動に支障をきたすほどの事態となり、資金も減少していった。

当時のマシンの見た目はフレームなどが直線的で、なかなか格好よかったです。
これがMotoGP初のニューマチックエンジンであったと思います。F1のテクノロジーをそのまま持ってきてしまったようなエンジンだったようです。そういった意味でもHonda の中本氏らによるニューマチックバルブ、シームレスシフトの導入はやはりHondaといったところです。

最終的にベッジオはすべてのバイク部門を手放すことになる。アプリリアと、モトグッチはスクータの巨大企業、ピアッジオグループ傘下に加わることになった。


そして、もはや競争力を失っていたRSV1000に変わってアプリリアが再びスーパーバイクの頂点に立つチャンスを与えるために、ピアッジオは新しいプロジェクトを立ち上げた。


プロジェクトは当初、3つのエンジンが検討されていた。
一つ目はあれほどのCubeプオジェクトの失敗にもかかわらず、3気筒エンジンによる参戦だった。そして狭角のV4エンジン、オーソドックスな直列4気筒エンジンだ。


 実際に狭角のV4エンジンは1次、2次振動ともに直列3気筒のエンジンよりも優れていた
。しかし、直列4気筒はより優れた1次振動特性を持っているので、小さなバラスシャフトを追加することで振動をキャンセルした。


狭角V4は2次振動の面でも直列4気筒よりもがわずかに劣るが、ほんのわずかな話、実際に感じる振動は直列4気筒よりも若干良いものだったとのことだ。


 狭角V4のもう一つの利点は、チャンピオンを獲ったRS250のフレームジオメトリに近いものにすることができるということだ。なぜなら、RS250はそのクラスで、ベストハンドリングバイクと言われていたからだ。


アプリリアの技術者は当初、60度のV4エンジンから始めたが、最終的にはエアインテイクなどの特性や大きさなども考慮して採取的に65度が採用された。(アプリリアとは別の話だが、すべての伝説的なフェラーリのV12エンジンはVアングルが、通常の60度ではなく、65度であることだ。何か理由があるのだろうか?私には説明がつかない)

そしてアプリリアの狭角V4エンジンは220馬力を誇るスーパーコンパクトなエンジンとなったのだ。
1. エンジンは非常にコンパクトで、直列4気筒に比べて全高、全長がが抑えられている。そして、90度のV4以上に全幅を抑えていて、短いのだ。乾燥重量は約69kg。
RSV4 Factoryのエンジンは直列4気筒に比べて重量で大きなアドバンテージはない。




上からの写真ではなぜVアングルがオーソドックスな60度ではなく、65度でなければならなかったのかがわかるだろう。エアインレットの空気の流入速度を確保するための可変長システムを配置する空間が必要だったのだ。


クランクケースの下部はオイルを除くと約6kgである。3つのクランク軸受けはアルミの鋳造品であり、捻れや歪みを防止する鋼鉄が挿入されていないが、スチールもしくは鋳鉄(鋳造の鉄、溶かして作る鉄。鋼鉄の方が一般に強度があります)などが、このような高性能エンジンではポルシェのボクサー6気筒エンジンなどのように用いられることがある。


クランクシャフトは180度位相差のついたクランクで、2012年から全てのクランクは、高回転での潤滑液との摩擦を避けるために鏡面のように磨かれている。クランクの重さは約5.9kgである。


バランサーシャフトはクランクのて前にあるもので、小さなカウンターウェイトが付いている。バランサーはクランクシャフトと同じスピードで回転するので、クランクとバランサーのギアレシオは当然ながら1:1である。バランサーシャフトの内側のギアはエンジンスターターのモーターにつながるギアである。


MV AgustaやDucatiのようにアメリカからではなく、アプリリアは日本からバルブを購入したようだ。吸気バルブはチタン製で32mm直径は5mm、約22g。排気バルブは鋼鉄製で26mm、直径5mm、32g。 

このエンジンを囲むボックスはアプリリアのエンジニアがRSV4のエンジンをデザインする際に用いたもので、スイングアームの長さをどれぐらいにするのかをイメージしながら、ドライブスプロケットの位置から、フロントホイール、サスペンションの移動量とエンジンの高さの限界はど、全てのV4エンジンで検討を重ねたものである。

このアニメーションがエアボックスの中で、可変のエアインテークマニホールドの動作の様子である。低回転の時は長くなることによって、トルクを稼ぎ、高回転時はもっとも短くなる。この可変技術によって全ての回転域で適切なパワーを取り出すことが可能になる。


From cycleworld

 いかがでしたでしょうか。RSV4が欲しくなってきましたね。WSBKではもちろん、MotoGPにおいても、このような技術の延長で昨年のアプリリアのエンジンは機能していたようです。

ドゥカティのエンジンはストレートが異様に早いですが、やはりあれはニューマチックバルブではなく、ドゥカティのアイデンティティとも言える、デスモドロミックによってバルブを駆動している分、バルブの駆動に出力を持って行かれていないからなのでしょうか。

そうだとすれば、来年以降もドゥカティのエンジンのパワフルっぷりは健在ということになると思われますが、そのあたりも楽しみなところですね。

それでは
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2016年8月3日水曜日

MotoGP: アプリリア アップデート

 MotoGPファクトリーのステファン・ブラドル選手が2017年、ニッキー・ヘイデン選手のいるWSBK(ワールドスーパーバイク)のHondaチームへの移籍を発表しました。


アプリリア・ファクトリーとしては昨年のRSV4を基にしたマシンから大幅にステップアップしたもののまだまだ課題は多いようです。

Aprilia RS-GPを操る サム・ロウズ選手

新型のV4エンジン(おそらくVアングルはRSV4の65度から72度から77度の間の角度になっていると考えられる、これはエンジンのバランスと効率を優先してのことだろう)はよりパワフルになったものの、まだMotoGPで戦っていくには十分なレベルを達成していない。

シャシーは、オランダGPアッセンでウェットの中、両ライダーがいいポジションでレースをしていたことからも、より競争力のあるものになったと言えるだろう。

 2017年はより競争力をつけるために、アルベシアーノは全く新しい2人のライダーを雇うことになった。スズキからアレイシ・エスパルガロと、Moto2から、サム・ロウズだ。

2016年の両ライダーの結果はあまり一致するものではなかったため、RS-GPのバイクの本当のポテンシャルを検証することが困難だったと感じており、アルベシアーノはエスパルガロのようなライダーがこのバイクの本当のポテンシャルを示してくれるのではと期待しているのだ。サム・ロウズは若く、才能のあるライダーでこれからの成長が期待できるライダーだ。

アプリリアは小さな会社であるにもかかわらず、何年もかけて、素晴らしい結果でこの業界の巨人たちを倒してきたメーカーだ。 もう少し見守ってみよう。

From CyceWorld

そうは言っているものの、先日のKTMはテスト初登場の立場であり、現役のMotoGPライダーを起用することなく初登場ということを考えると素晴らしい結果を残していました。

 
アプリリアはRS-GPのポテンシャルをまだ図りかねているのかもしれませんが、エンジンパワーが足りていないということは事実のようですし、やはりまだまだ企業としては若いアプリリリアにとって、MotoGPクラスは鬼門なのでしょうか。これからの挑戦を見守って行きましょう!
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2016年7月24日日曜日

RS125:オイル交換

私、RS125最近オイル交換を怠っておりました...

2stはエンジンオイルとギアオイルは別なので、4stのエンジンオイルとは別物になっています。

またバイクはクラッチも潤滑しているので、車のオイルをバイクに入れると、クラッチが滑るらしく、これも別物です。

大まかにはこういうイメージになっています。(個性的なマシンはこの限りではありません。)


前々回はレプソルのオイルを使用していました。




そこからMotul(モチュール)のトランスオイルを使用して、今回は

Motul トランスオイルです。

 前回と同じくトランスオイルでした。

Motul についてはあまり知らないのですが、MotoGPのレース中に目にする機会がとても多いので、個人的にブランドイメージが高くなっております。

先日のアッセンでもタイトルスポンサー(Motul TT Assen)でありました。


交換後はやはりエンジンが静かになります。メカノイズメカノイズが少なくなる印象です。

そしてエンジンブレーキに安定感がでて走るのがより楽しくなりますね。

もう少し乗り続けようかと思います。それでは。
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2016年7月13日水曜日

MotoGP: アプリリア  新スイングアームとエンジンパーツを投入

 ステファン・ブラドルにとって,ホームグランプリのドイツGPに,アプリリアレーシングは新しいスイングアームとエンジンパーツを投入するようだ.

ブラドルにとっては最後のホームグランプリか?

 MotoGPカレンダーの中で一番の低速サーキットのザクセンリンクはアプリリアRS-GPの弱点であるエンジンパワーの影響が小さく,ハンドリングが重要になってくると考えられる.


アプリリアレーシング マネージャー ロマーノ・アルベシアーノ
「ザクセンリンクはエンジンワパーの影響が小さい独特なサーキットです.最大出力はサーキットのわずか10〜15%である一方,エレクトロニクスとシャシーのセットアップがしっかり決まっていないといけません.

一番重要なのは,加速中,スロットルオフの時にも,ハンドリングとコーナーの正しいラインを走行できる能力です.もう1つデリケートな問題は,左コーナーが続いた後のはじめの右コーナーですね.そこは用心しなければなりません.

 我々はここドイツGPで新しいスイングアームを用意しています,素晴らしく軽量で,異なった強度特性を持っています.そしてエンジンに関しては吸気部分のニューパーツを投入予定で,こちらは中回転域でのトルク改善で開発されたパーツです」

ステファン・ブラドルにとってはアプリリア・グレシーニカラーでのホームグランプリは最初で最後になりそうだ.最近,スーパーバイクへの転向が噂されていることもあり,これが最後のドイツGPとなる可能性もある.


 ステファン・ブラドル
「 僕にとっては特別な週末になりますね.多くのファンや友人がゼクセンリンクには応援に来てくれます.トラックは一番得意というわけではありませんが,ホームでのレースはいつも力が入ります.

特に2015年はアプリリア加入前で,レースに出場できませんでしたので.RS-GPがこのトラックに適応してくれるといいですね.」

チームメートのバウティスタは雨のアッセンでRS-GPの最高リザルトになる5位を走行中だったが,最終ラップの転倒によってこれをふいにしてしまった.彼は2017年,アスパー・ドゥカティへの移籍が噂されている.


アルバロ・バウティスタ
「アッセンでのテンションを緩めることが出来ればいいですね,簡単ではありませんが,モチベーションは高いですし,バトルの準備はできていますよ.

ザクセンリンクは低速サーキットで,トラックが狭く,左コーナが多くて,とても難しいコースです.いつものようにゼロからはじめるつもりです,金曜日からバイクのセットアップがうまくいくといいですね.

僕たちはいい仕事をしていますので,前のレースのようにトップ10でレースすることができればいいですね.」


前戦アッセンのスイングアーム
昨日のRS-GP 
アッセン
ドイツ

 左サイドの外観ではあまり変化が見つけられませんが、右サイドは以前まで、くぼんでいて部分が完全に貫通してしまって穴が空いています。軽量化と強度の特性は大きく変わっているような気がします。
 内側は見ることができないので結果から想像するしかないですか、初日のアプリリアはFP2で、バウティスタ16位、ブラドル17位とまだ結果には結びついていない様子ですね。ブラドルのホームということで、いい結果を出して欲しいところです!
 

From crash.net

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2016年6月24日金曜日

MotoGP;クラッチロー 2017年LCR Hondaに残留が決定

 2015年,ドゥカティ・ファクトリーからLCRホンダに移籍してきたカル・クラッチローは2017年シーズンもLCRに残留することが決まった.

LCR残留を決めたカル・クラッチロー(30)
クラッチローは2017年について,チームが契約を解除出来るオプションを持っていたので,LCRチームはスズキのサテライトマシンになり,ザルコを乗せるという交渉も進めているとの噂もあった.

アッセンでのプレスカンファレンスにおいてクラッチローは以下のようにコメントした.

「来年もLCRチームで戦います.ルーチョ(チームオーナー) は契約を解除する権利も持っていましたが,そうすることなく,僕は来年もここで走ることが出来ます.2018年の新しい契約についても話し合いをしていきたいと思っています」

エスパルガロの発表遅れる

プレスカンファレンスでは,アレイシ・エスパルガロのアプリリア移籍の発表も行われる予定であったが,彼のフライトが遅れたことによって,カンファレンスを欠席することになってしまったため,正式なアナウンスは延期された.

アプリリアとの2年契約が決まったアレイシ・エスパルガロ

確定している来年のMotoGPグリッド
TBAは未定のシート

From motorsport.com
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2016年4月7日木曜日

MotoGP: ブラドル ”アプリリアの性能が明らかになる”

”アルゼンチンGPで7位でゴールしたステファン・ブラドルは、第3ラウンドを新しい決意をもって臨む”

アルゼンチンGPで7位を獲得してステファン・ブラドル、COTAでの飛躍なるか!?


 ステファン・ブラドルはMotoGPクラスで新しい挑戦に直面している.ドイツライダーの彼は、サーキット・オブ・アメリカスに、アプリリアのライダーとして初めて乗り込む.彼はアルゼンチンGPで、アプリリアのベストリザルトを記録したが、ブラドルはカレンダーの中でも、最も実力が要求されるサーキットを前にしても、準備ができているようだ。
COTA(Circuit Of The Americas)20のコーナーを持ち、独特で絶妙なセットアップが要求されるが、ブラドルはライディングを楽しんでいるようだ。

 
 わずか2レースで、2016年型のRS-GPは素晴らしいポテンシャルと大きな成長を見せたが、前半戦、アプリリアの目標は、すべてのプラクティスにおいて、新しいマシンのテストという意味合いも含めて臨んでいくことだ。それゆえに、すべてのサーキットでテストのスケジュールが組まれており、リアのバイブレーションの改善が課題となっている。COTAのバラエティーに富んだコーナーは、間違いなくRP-GPとブラドルを彼らのペースで走らせてくれるだろう。


ステファン・ブラドル
「 アルゼンチンGPの結果は大きなモチベーションになりましたが、オースティンは状況が全く異なります。セットアップの面ではコースのレイアウトは非常に要求するものが高いですね。いつものように、セッションごとに改善していきたいと思います。このコースは好きですよ、テキサスでは以前、良いリザルトだったことがありますし。ここでアプリリアがどのようなパフォーマンスを発揮するのか楽しみですね。僕たちにとっては、すべてのレースがデビューであって、2016年のバイクの新しい特性を教えてくれるチャンスでもあります。この成長ムードには勇気づけられますし、この方向性で開発を進めていかないといけません」

From MotoGP.com
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2016年2月13日土曜日

モトGPニュース: Aprilia アプリリア RS-GP:タイトなスケジュール "ニューエンジンは逆回転クランクへ"


"シーズン初めは10kg軽量なマシンでスタートできないだろうが,中盤までには可能でだろう" ロマーノ・アルベシアーノ


アプリリア・レーシングのマネージャー, ロマーノ・アルベシアーノは2016年 Moto GP開幕までの,RS-GPの開発スケジュールはタイトであることを認めた.


 ニューマシンは,スーパーバイクをベースとした以前のマシンから刷新される予定であり,アラゴンサーキットにてマイク・ディ・メッティオがシェイクダウンを行っている最中である.

Aprilia RS-GP



デビューが遅れている理由は二つある:
一つ目はニューエンジンを,ヤマハや(おそらく)Ducatiに採用されている,逆回転クランクへの変更することである.


逆回転クランクはホイールへのジャイロ効果によって,機敏な動きが可能となる(加速時に前方へ前輪への荷重が増すと思われます).しかし,出力の軸を一つ増やさなければならず,出力の低下を招くことがある.


二つ目の理由は,サプライヤーのパーツが遅れたことだ.


「遅れはレースの世界では普通のことだが,何社かのサプライヤーの供給が遅れている.よって我々はとてもタイトなスケジュールなのだが,我々の管理のもと進行されており,3週間以内にドーハで,新しいバイクのプライベートテストを予定している」

アルベシアーノ は加えて,最初のエンジンダイナモテストがクリスマスから新年にかけて行われたことと,計画が4週間ほど遅れているということを語った.


「 スケジュールが遅れているときは,大きな問題が起こらないように祈るものだが,現場では,ほんの少しの問題しか無いよ」


アルベシアーノは新しいRS-GPを,以前のものよりも10kg軽くするという目標も立てていることに関して
「序盤では10kgは難しいけど,中盤戦あたりで可能ではないかと思っている」


ステファン・ブラドルと,アルバロ・バウティスタは2016年型のバイクを待たされているわけだが,セパンのテストでは去年のマシンでミシュランタイヤと,電子制御システムの作業をこなした.


 「私にとって最も重要な仕事はタイヤへの信頼感をライダーにもたらすことだった.エレクトロニクスに関しては,たくさんのパラメータがあるので,異なったものをたくさんテストしているよ,トラクションコントロールなどね」

RS−GPのスケジュールによっては,ブラドルとバウティスタは次週のオーストラリア,フィリップ・アイランドを回避して,カタールのプライベートテストにてニューマシンのシェイクダウンを行うかもしれない.

「我々はステファンとアルバロにそれぞれ一台ずつ2016年型のマシンを用意する予定だよ」

スズキと同様,アプリリアは追加のテストの機会が与えられており,MotoGPエンジンの開発凍結についても,表彰台フィニッシュで得られるポイント (1位3ポイント,2位2ポイント,3位3ポイント) が6点に達するまでは,開発継続が免除されている.


From crash.net : http://www.crash.net/motogp/news/226554/1/tight-schedule-for-new-aprilia.html





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2015年5月26日火曜日

モトGPニュース: Aprilia が今週末にシームレスシフトの投入を発表

アプリリアのシームレスシフトがファクトリーのホームである今週末のムジェッロ(イタリアGP)でデビューする.

新ギアボックスは今月初旬のへレステストで,アップシフトもダウンシフトも完璧に機能しており,アルバロ・バウティスタは2シーズン前までのホンダのギアボックスと"そんなに"かけ離れたものではないとコメントしている.

ギアボックスは両ライダーに用意されるようで,バウティスタのへレスでの好結果から,開発のスピードアップをして今週末のイタリアにこぎつけた.

シームレスシフトは去年のオープンクラスのARTバイクをもとにしている,RS-GPにおける最新のアップグレードである.さらに,2016年にはパッケージの刷新が予定されている.

しかし今回,ギアボックスだけがムジェッロでの前進ではない.

アプリリアも遂にシームレスシフトを実践投入!


ギアボックスに加えて,エアロダイナミクスやシャシにも様々な変更が用意されたようだ.

バウティスタは
「ヘレスでテストしたギアボックスがムジェッロで使えることになってとってもモチベーションが上がっているよ.その他にも多くの部分にアップグレードが施されたし,大きく前進することができると思うよ」.

「多くの事をテストする充分な時間はないので,週末はいつもより要求されるレベルは高くなる,でも我々は覚悟かできている.ムジェッロのような難しいトラックで良いセットアップが見つけられたら,これからのグランプリにも助けにもなるし,技術的な進歩の度合いがどれぼどか,はやく確認したい」.

アプリリアのシームレスシフト導入によって,スズキのみが,より早く,スムースなギアシフトを持たないマニュファクチャラーになるが,スズキがシームレスシフトの準備出来ているかは,いまだわからない.

MotoGP Italy: Aprilia confirms seamless gearbox debut
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