Red Bull Factory racing チームはKTM RC16を公開した。
テストライダーのアレックス・ホフマンは三日間のMotoGPバイクテストをオーストリアのRed Bull Ringで行った,Red Bull Ring は2016年にチャンピオンシップ開催に復帰予定だ。KTMの車内で開発されてきたテストバイクはグッドコンディションで,予定通りのプランをこなした。
Pit Beirer(モータースポーツ ディレクター)
木曜日はとても感動的な瞬間だった,それは私だけではなく,会社にとってもだ。そしてオーストリア,世界中のKTMファンにとってもそうであると信じている。アレックス(ホフマン)とチームの完璧な仕事にとてもありがたく思っている。すでに多くの周回を重ね,大きなトラブル無くこなせたことは2017年のMotoGPデビューに向けた長い旅へのステップに大きなモチベーションになる。
Sebastian Risse(テクニカル ディレクター)
多くのプレッシャーがチームにはあった.発表の場所は予定していたプランよりも早く,大きなスケールで行われた。 作業は限りなくスムーズに行われ,データはKTM RC16のさらなる進化に楽観的な展望を与えてくれた。我々は依然より細かな作業が必要になってくるが,この三日間はとてものポジティブで建設的なものだった。
Alex Hofman(MotoGP テストライダー)
何て言えばいいかな?僕のブーツとそのバイクを見てくれればいいよ。両方とも新品みたいだ。とても特別なデビューに感じたよ。この極端に短い期間でKTMが成し遂げたことに大きな敬意を感じているよ。
アレックス・ホフマンとセカンドテストライダーのミカ・カリオ(Mika Kallio)によるテストが年内に予定されており,それと並行してKTM RC16のさらなる開発がオーストリアのマッティヒホーフェンとムンダーフィングで行われるだろう。
#KTMのRC16はV型4気筒エンジンで,フレームはKTM得意のスチールのトラスフレームだ.ドゥカティもこのフレームを得意としていたが,ドカティはカーボンフレームを経て(市販車のパニガーレみたいなフレーム),現在は日本のメーカーお得意のアルミのツインスパーフレームを採用している.
トラスフレームは製造の際のばらつきが大きく,レーシングマシンの基準では精度の管理が難しいとの記事を以前見たので,KTMお得意のフレーム構成でどこまで行けるのか見ものだ。
もう一つはMotoGPクラスのサスペンションはオーリンズがほとんどだけど、KTMは子会社のWP(ホワイトパワー)のサスペンションだ。ホンダがサテライトのマシンにSHOWAのサスや,NISSINブレーキキャリパーを使用していたりしたが,結局ワークス(repsol honda)が採用していないという状況だけに,WPのサスに注目だ!