テック3と契約を結んだジョナス・フォルガーとチームボス エルベ・ポンシャラル |
しかし、2014年のデビューから在籍していた、ポル・エスパルガロには残留して欲しかったようだ、しかし、ポルもKTMファクトリーへの移籍が決まってしまった。
この状況になって、ポンシャラルはもう一人、Moto2ライダーを獲得しようとしているようだ。一人はポイントリーダーのアレックス・リンス、もう一人は昨年のチャンピオンのユアン・ザルコだ。
リンスについては、スズキのファクトリーシートが有力との情報だが、ザルコに関しても、LCRにスズキがサテライトマシンを提供するという情報もある。
「多くのライダーがまだ残っています。経験のあるMotoGPライダーから若いライダーを獲得するのなら、アレックス・リンスとユアン・ザルコはベストな候補ですね。
今は両者と話し合いを進めています」
リンスは、テック3のタイトルスポンサーの "モンスター" から個人的なスポンサードも受けているが、彼の希望はファクトリーチームに入ることなので、Moto2でもう1シーズン走る可能性もある。
ポンシャラルは経験のあるライダーについて、歓迎していない訳ではないが、例えば、カル・クラッチローのような経験のあるライダーが、ヤマハのジュニアチームである、テック3に帰ってくることには、あまりいい考えを持っていないようだ。
「若いライダー(Moto2からのステップアップライダーを意味する)をチームに迎えれば、
上手くいくか、難しいシーズンを過ごすかのどちらかでしょう。
経験のあるライダー、例えばカルのようなライダーを採用すると、我々は、もはやルーキーチームではなくなります。
私たちは以前チームに在籍していた、カルのようなライダーを獲得することは、あまり意味が無いと思っています。
カルのことは大好きだし、彼のこともよく知っていますよ。でも我々と3年間共に作業しし、そしてLCR(HONDA)で3年を過ごし、また返ってくるというストーリーはどうでしょうか?
我々は将来のために、今ここにいる訳で、何かエキサイティングなことをするために働いている訳です」