”僕は先頭を行く、ライダー達のようにバイクを走らせることが出来なかった、そしてレースを続ける根気がなかった”
ホルヘ・ロレンソがアルゼンチンGPで優勝すれば、1990年のウェイン・レイニー以来の開幕2連勝であったが、その望みは無くなってしまった。
カタール優勝者のロレンソは予選を3位で終え、決勝ではホールショットを奪ったのだが、6位まで順位を下げていくと、第1コーナーでフロントを滑らせて転倒を喫した.
「うれしい結果ではないですね、コンディションは完璧ではなかったですけど、それは他のライダーも同じでした。約半数前後のライダーはクラッシュしてしまいましたが、残りのライダーは走りきった。簡単なことではなかったですね。先頭を行くライダー達のように走ることが出来なかったんです。それだけではなく、辛抱して走り続けることも出来ませんでした」
「このレースはもう忘れることにして、次に向けてポジティブでありたいと思います。なぜならドライの状況が多いなかで、ドライでは強い走りができますし、フルウェットの状態でも強い走りができますから。レースも人生も悪い日はありますから。だけどなかなか良かった日が忘れられないものです」
「タイトなラインで完璧に乾いているコーナが難しかったんです。他のライン上はウェットパッチが沢山あって、少し速かったり、ワイドにそのコーナーに進入すると、バイクに乗っていられません。不運にもミスをしてしまいました。普段、僕はドライやフルウェットなら、とても集中しているのですが、今日はうまくバイクに乗れなかった、またはこのコンディションのなかで集中が途切れてしまった」
「理由はというと、僕がコンペティティブではなかったことだと思います。ウェットパッチが乾かずにあって、他のライダーのように速く走れませんでした。彼らは走りきりましたが、僕は出来なかった」
ノーポイントに終わったロレンソはチャンピオンシップで4位に後退し、首位のマルク・マルケスと16ポイント差である。
From crash.net