テストしたのは鈴鹿8耐にも出場した:ドミニク・エガータ選手 |
スイス人ライダーのドミニク・エガータはカタールのMoto2テストにて最新のエアロダイナミックデバイスのテストを行った。
エガータのカレックス(Kalex)機はこれまでのフロントに装着されているエアロデバイスとは異なり、後方のシートから下に垂れるようにカーボンファイバーのブレードが装着されている。
チームからの発表は未だにないが、このデバイスはエガータ選手が所属するチーム、カーエキスパート インターウェッテン チーム (CarXpert Interwetten team) によって風洞実験を行い開発された可能性が考えられる。
この空力デバイスはフロントに見られるような、ダウンフォースを稼ぐものではなく,"ダーティ・エア"と呼ばれる乱流に効果を発揮するようにデザインされたものであると考えれられる。
このブレードによって長い直線では乱流による空気の抵抗を低減することが出来る.それと同時に、エガータ選手の後ろに着いたライダーには綺麗な空気が流れることによって、スリップストリームに付き、オーバテイクするのを難しくするだろう。
パドックではエアロデバイスの開発によるコストの増大を懸念する声が上がっているが、モトGPだけではなく、モト2、モト3でもエアロダイナミクスの進化が始まっている.
個人的な見解ですが、直線を走るバイクには、風洞実験やシミュレーションの様子を見ると、下の写真のような空気の流れが発生していると考えれます。ウィン
グが両サイドに付いているので、ライダーの両サイドで発生した乱れた空気の流れをウイングによって整えているのではないかと思われます。
モト2では全選手が同じエンジンを使用しているので、直線でスリップストリームに付かれると、独走するのは難しいので、このデバイスはレースを意識した、なかなか戦略的なデバイスになるのではないでしょうか。
From MCN.com: http://www.motorcyclenews.com/sport/motogp/2016/march/aegerter-debuts-latest-gp-aerodynamic-devices/
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