ロッシとの差はレース2勝分に近い差がついており,ロッシは1998年以来のシーズン3度リタイアからのチャンピオンを目指さなければならないわけだが,マルケスはまだその可能性があると考えているようだ.
3度目のチャンピオンに向けて気を引きしめるマルケス |
「ホルヘはチャンピオンシップで最も接近していますから,今一番強力なライバルですね.彼はシーズン後半も本当に速いでしょうし,彼には注意しないといけません.
けれども,バレンティーノのことも忘れていません,ギャップはそんなに大きいものではありません.前回のレースでも彼は非常に強い走りをしていて,このギャップを維持するのは難しいことになるでしょう」
マルケスはホンダが投入した新しいフレームを使用しないことを決めたが(2014年型のフレームを継続利用している),他の開発パーツが3度目のチャンピオンへの助けになることを期待している.
「チームは本当にハードワークをしてくれています.毎回改善がされています.次のレースでテストするアイテムもありますし,それらの可能性を検証していきたいと思います」
マルケスはドイツGPを3シーズン連続で優勝しており,Moto2,125cc時代は2009年から連続で優勝している.一方,チームメートのダニ・ペドロサは2010年から12年までMotoGPクラスで優勝している.
しかし,ロッシとロレンソの両者は今シーズンのエレクトロニクスとミシュランタイヤがこのパワーバランスを崩すのではと感じている.
バレンティーノ・ロッシ
「ザクセンリンクはどのトラックとも違って非常に特別です.タイヤの左サイドは非常にハードなコンパウンドで,左コーナーが続いた後の右コーナーではタイヤがどのような状態で,どう機能するのかがわかりません,それが大きな問題です.加えて天候も気になるところですね.
去年このトラックはホンダが強かったですね,ヤマハのマシンに比べて競争力がありました.でも今年は何が去年と同じで,違うのか理解しなければいけません.
マルケスとペドロサはこのコースで非常に速く,このコースを得意としているということは変わりないことです.
しかし,今年の統一エレクトロニクス,特にミシュランタイヤ(今シーズン初めてフロントタイヤに非対称コンパウンドを採用しています!)が去年との大きな違いです.
去年もホンダの2台に続いて3位で接近した走りが出来ましたし,今年はより競争力をつけて臨みたいと思っています.
今シーズン序盤からのM1の進化については
「昨シーズン2、3回テストした段階で,フロントタイヤの感覚がなく,非常に困っていましたので,ヤマハは重量配分をタンクを後ろに持っていくことで,ブリジストンの時と比べてかなりの変更を加えてくれました.
その後,ミシュランタイヤもフロントに関しては特に,ずいぶん改善がなされてきたので,今ではブリジストンの頃と同じようなセッティングで走ることができています.エレクトロニクスにも少し同じようなことが言えます,エレクトロニクスは一歩後退してしましましたが,今では半歩後退というような感じです.今乗っているマシンは去年のものとかなり似たものになっています」
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Crash.net
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