モビスター・ヤマハ スポーティングディレクター リン・ジャービス |
モビスター・ヤマハのマネージング・ディレクターのリン・ジャービスは、ロレンソがドゥカティへと移籍してしまった、三つの原因を提示した。
ジャービスは現役チャンピオンのロレンソが移籍してしまったことについて、残念に思ってることを認めたうえで、28歳のロレンソがドゥカティに移籍したことについて、陽気な例えを用いて表した。
「ディスコに行って女性をダンスに誘った時、その女性が自分の隣の男を選んでしまったような気持ちでしょうか。
もちろん私たちはロレンソにいて欲しかったですし、今後も同じようにレースをしていけることを望んでいました。今年で我々は彼と9年目のシーズンを迎えていますが、非常に良い走りが出来ています。
ホルヘがヤマハにやってきた時からの付き合いですので、もちろん、こういった関係が、終わるということを迎えることは、寂しい瞬間です。
我々は最大のオファーを提示しましたが、彼は新しい刺激を求めていたし、彼の移籍には三つの要因があったとおもっています」
「彼はおそらく非常に素晴らしい提案をされたのでしょう、我々よりも条件の良い、それは重要なことです。
そして、ドゥカティは近年、非常に競争力のあるマシンになっていますので、移籍することに、ためらうことも以前より少なくなっている。
それらに加えて、新しいチームでナンバーワンになることは魅力的なことでしょう。それらがホルヘが移籍を決断した理由だと思います」
ジャービスはロレンソとバレンティーノ・ロッシを同じチームにとどめておくことは、簡単なことではかったことと、両者を対等に扱っていたと語った。
「ヤマハでは何年間も、バレンティーノとロレンソでやってきました。ですので、二人のトップライダーを同じチームで走らせることは、簡単ではないことですが、我々は常に彼らを対等に扱ってきましたし、今後もそうしていくつもりです」
「私はナンバーワンの待遇が重要かどうかはわかりませんが、我々は二人のトップライダーを要しているので、それは出来ません。2015年、バレンティーノとロレンソはチャンピオンシップを競っていましたし、今年もおそらくそうでしょう。
ライダーを変えるという選択肢はありませんでしたし、モータースポーツについて、人間性について、すべての面でフェアな関係を共に築いてきたと信じています。私たちは常に真摯に、そしてヤマハが彼らにベストなパッケージを提供してくれたことに満足しています」
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