モビスター・ヤマハのロレンソとロッシはカタールGP中に大きな衝突を二つ起こした。一つ目はロッシがモビスター・ヤマハとの2年契約を発表した後にロレンソが「ロッシは他にどこにも行くところがなかったからしかたない」と発言したことだ。ロッシはすかさずマヨルカ島出身のロレンソに対して反撃し、「チームを移籍して違うマシンに乗るのには肝っ玉が据わっていないとできない。だからロレンソはヤマハに残留するだろう」と返した。
これはトラックの外でのことだが、トラック上では、FP4でロレンソがロッシのアタックを妨害したと、ロッシが手を上げて抗議(2015年ミサノでは、ロッシがこのような行為でペナルティ・ポイントを課せられ、それが原因で、最終戦での最後尾スタートを強いられチャンピオン争いを逃した苦い経験がある)した。これはまだまだ続くのだろうか、リン・ジャービスは早く間に入れる人物を雇った方がいいかもしれない。
ロッシを見つめるロレンソ |
カル・クラッチロー
カルはエンジンブレーキが上手く働かなかっただけでなく、その機能も不完全だった。クラッチローはファクトリーの選手のニュースパーツを使うことが出来ず(おそらく新しいクラッチだと考えられる)、エンジンブレーキの症状を緩和することが出来なかった。そして、エンジンブレーキのタイミングセンサーの異常によって、このマン島在住のライダーはグラベルに投げ出された。同じようなことは2年前のニッキー・ヘイデンが乗るドゥカティのマシンにも起こっている。
カル・クラッチロー |
ビニャーレス
マーベリック・ビニャーレスはスズキはもちろんのことホンダ、ヤマハからもファクトリー待遇のオファーを受けているという。大きな噂としては、ダニ・ペドロサKTMに接近していることだ、KTMはこのGP中にブラッドリー・スミスと契約したことを公開した。
もうひとつは、ロレンソがドゥカティからのビッグ・オファーを待っていることだ。彼らはこのことを強く否定しているのだが。。
モト2のトップライダーである、アレックス・リンスとヨハン・ザルコはスズキからのサマー・ブレイク中の、MotoGPテストに招待されているようだ、リンスはモビスター・ヤマハの代表リン・ジャービスとテック3の代表エルベ・ポンシャラルからも注目されており、モトGPへのステップアップをすることができるかもしれない。
ダニーロ・ペトルッチはルマンでのグランプリくらいまでは安静状態でなければならないようだ。ケーシー・ストーナーは代役として出場しないようだが、ミケーレ・ピッロであれば一年前のマシンで、ファクトリーのライダーを脅かすようなことはないだろう。
アレイシ・エスパルガロはカタールGPのレースに2015年のシャシーで出走したようだ。2016年のシャシーで大きな問題を抱えたためだ。フロントの感触がバイクから全く得られないようで、去年のシャシーを使用した。チーム・メイトのビニャーレスにはそのような問題は見られないのだが。
アレイシ・エスパルガロ |
From BCN Pictures from MotoGP.com
イギリスのニュースサイトからでしたが、少しブラックな感じの笑えないジョークみたいなものがありますね。
今年はジャック・ミラー選手とマーベリック・ビニャーレス選手以外は全ての選手の契約が切れるので、動きが早い気がしますね、ホンダとともに歩み続けてきた、ペドロサ選手がKTMとは驚きです、2,3レースを消化したところで、また色々と動きがあるのではないでしょうか。
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