De RS125: MotoGP: ペドロサ "MotoGP"に物申す

2016年4月27日水曜日

MotoGP: ペドロサ "MotoGP"に物申す

 昨年は開幕戦後に、引退を考えるほどの深刻な腕上がり手術を受け、それから復帰後は素晴らしい走りを見せて、終盤は4戦中2勝でもっとも調子のいいライダーと言ってもいい程だったペドロサ選手。
 2016年は活躍を誰もが期待していましたが、ここ数レースではいい結果が出ないでいます。こんな成績で終わる実力ではないはずのペドロサ選手。コメントを聞きたかった人も多いのではないでしょうか。

Pedrosa urges MotoGP change after

バレンティーノ・ロッシが終始先頭をリードして勝利を飾ったスペインGPであったが、トップ6の間では、レース5周以降オーバーテイクがなかった。
4位でレースを終えたペドロサは、アクションが少なかった要因について、ほとんどのレーサーが、タイヤのマネージメントに苦しんでいたことをあげた。

彼は、この問題はメーカーではなく、ミシュランとシリーズの主催者側の問題であるとし、改善に努め素晴らしいレースにする努力が必要だとコメントしている。

「レースの映像は見ていませんが、とても退屈なレースだったのではないでしょうか、違いますか?レースペースはとても遅かったです(2015年より31秒遅い)。
 チャンピオンシップの責任者やタイヤサプライヤー(ミシュラン)は何かアイデアを出さなければならないと思います。これはドゥカティ、ヤマハ、ホンダなど、バイクの問題ではないと思うからです。


「レギュレーションは制限がとても厳しく、テストも非常に限られていて、エンジンの開発も禁止されています。もうすこし柔軟にならないと、我々は改良の余地がありません。
 チャンピオンシップの責任者は何か対策を打たないと、このようなレースが面白いとは思いません」

 ペドロサはアルゼンチンGP後もミシュランタイヤへの変更について苦言を呈してた、このような変化がメーカーの開発スケジュールを台無しにしてしまうからだ。

「僕たちは今、この新構造ののタイヤで良いバフォーマンスを出そうと努力していますが、ある日いきなりタイヤが変わってしまっては、これまでの作業が無に帰してしまいます。
 もし新しいパーツを作るとします、たとえば新しいスイングアームを作ったらいきなり新しいタイヤが準備された、そうなってしまうと僕たちのアップグレードは意味のないものになってしまうのですから」


 
From motorsport.com


 確かに、アルゼンチンGPで急に新構造のタイヤになってしまったところで、テストの時間やトラクションの改善のためのエンジンを変更することは出来ません。
 当然のことですが、ペドロサ選手は今シーズンに期するものがあっただけにすこし歯痒い思いをしているのではないでしょうか。

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