前戦のチェコGP,クラッチロー選手がMotoGP初優勝を飾ったわけですが,その時のクラッチロー選手は他の選手を臆病者(winps)と発言したことについて,どうやらスコット・レディング氏がクレームを付けているようです.
クラッチロー選手は他のほとんどの選手が前後にソフトタイヤを履く中,前後共にハードタイヤでレースに臨み,終盤コースがウェットから少し乾き出したコンディションが味方し,レースの主導権を自分のものにすることに成功しました.
レディング氏は他の選手同様,ソフトタイヤでレースに臨んだのですが,中盤まではドゥカティのファクトリーの間に割って入るトップ3を走行するなど,速さを見せていたのですが,終盤のコンディションの変化によって,最終的には15位に沈んでしまいます.
しかしながら,レディング氏は前回のレースは稀に見るコースコンディションであったためであって,自分たちが臆病であったわけではないという訳です.
「カルは,他のライダーは臆病で,彼のようにハードタイヤを選択できなかったように言っていましたけど,それは戯言ですよ.彼は中盤にいたからリスクをとった,それが今回は上手くいったということです」
「もしレース中盤でコースが完全に乾いていたら,ドゥカティのライダーのいずれかが優勝していたでしょう.僕たちはギャップを築いていましたし,週末を通して強い走りをしていたが,コースが乾くことはありませんでした」
「そして雨がもっと降っていても,ドゥカティがいい成績を収めていたでしょう.問題は滅多に起こらないことが起こったからです.コースは乾くこともなく,ウェットのままでもない状況でした」
「僕がハードタイヤを履かなかったのは,ソフトタイヤがウォームアップ走行で,最も早いタイヤだったからで,それを変える理由がなかったからです.ほとんどのライダーがソフトを選択している状況で,反対ハードの選択をするというのは普通であれば理解しがたいことです」
From motorsport.com
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