De RS125: WSBK ユージン・ラバティ ”僕がMotoGPを去る理由”

2016年8月24日水曜日

WSBK ユージン・ラバティ ”僕がMotoGPを去る理由”



 ユージン・ラバティは来年はドゥカティからMotoGPに参戦しないことを明らかにした。いたアイルランド人のラバティは、2017年アプリリアのファクトリーチームSMRからWSBK(ワールド・スーパーバイク)に参戦することに決まったようだ。


 ユージン・ラバティ
「2017年のWSBKのチャンピオンシップ争いは明確な目標です」

 シーズンの半分を順調に消化した6月のアッセンで、ラバティは複数のWSBKのファクトリーチームからオファーがあるものの、MotoGP残留を検討していた。

 30歳の彼は、WSBKのタイトルホルダーであるカワサキからものオファーのチャンスもあったというが、MotoGPでのキャリアを優先したかたちだった。

 しかし、アスパー・ドゥカティチームはアルバロ・バウティスタを2017年のライダーに選んだ。

 バウティスタは2016年型のドゥカティを用意されたが、ドゥカティはもう一台をアスパーチームに供給する余裕がなかった。したがって、アスパーチームは来年、GP16とGP15の2台体制でレースに臨むことになる。

 この決定が、ラバティをWSBKへの復帰検討に向かわせた。

「その時はMotoGPでどういったオファーがあるか明確ではありませんでした。ですから事態がはっきりするまでは決定はしたくなかったんです」

「僕はGP16をゲットしようと試みたんですが、僕のチームメートが乗るということに決まって、GP15になりそうだということがわかってきたんです。最終的には競争力があるのかどうかなんです」

「そして、2年も前のバイクに乗り続けるのだったら、MotoGPと違う選択肢を探そうと思いました。WSBKでは毎週優勝争いが出来るようなバイクに乗れるチャンスがありそうでしたので、僕はレースで勝つことを選びました」

「一番辛いのは6人の僕のメカニックにこのことを言わないといけないことでした。彼らはシーズンが終われば、チームを去らなければなりません。彼らはこれまでの18ヶ月僕を常に信用して支え続けてきてくれました。今でも彼らは我慢強く僕を助けてくれています」

「僕は、この2シーズンで大きく改善できたと感じています。その結果としてライダーとしてより完成してきています。多分昔だったら世界タイトルを取るために戦う準備はできていなかったと思います。でも今は自分の弱点を克服して、挑戦する準備ができています」

「いつか、ワールド・スーパーバイクでチャンピオンになって、MotoGPに戻ってきたいです。特別な気分でしょうね」

ラバティはチャンピオンシップで11位につけており、サテライトドゥカティ勢の中では2番手につけている。彼はアルゼンチンGPでキャリアベストの4位を獲得し、先日のチェコGPでは6位でフィニッシュしている。

ラバティが去ることによって、ヨニー・エルナンデスがアスパーチームに残ることが蹴ってし、それと同時に来年のMotoGPのライダーラインナップはすべて決まったことになる。

From Crash.net

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