De RS125: MotoGP 2015
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2015年11月2日月曜日

モトGPニュース: KTMのMotoGPバイクRC16が好調なデビュー

Red Bull Factory racing チームはKTM RC16を公開した。

テストライダーのアレックス・ホフマンは三日間のMotoGPバイクテストをオーストリアのRed Bull Ringで行った,Red Bull Ring は2016年にチャンピオンシップ開催に復帰予定だ。KTMの車内で開発されてきたテストバイクはグッドコンディションで,予定通りのプランをこなした。

Pit Beirer(モータースポーツ ディレクター)
木曜日はとても感動的な瞬間だった,それは私だけではなく,会社にとってもだ。そしてオーストリア,世界中のKTMファンにとってもそうであると信じている。アレックス(ホフマン)とチームの完璧な仕事にとてもありがたく思っている。すでに多くの周回を重ね,大きなトラブル無くこなせたことは2017年のMotoGPデビューに向けた長い旅へのステップに大きなモチベーションになる。


Sebastian Risse(テクニカル ディレクター)
多くのプレッシャーがチームにはあった.発表の場所は予定していたプランよりも早く,大きなスケールで行われた。 作業は限りなくスムーズに行われ,データはKTM RC16のさらなる進化に楽観的な展望を与えてくれた。我々は依然より細かな作業が必要になってくるが,この三日間はとてものポジティブで建設的なものだった。

Alex Hofman(MotoGP テストライダー)
何て言えばいいかな?僕のブーツとそのバイクを見てくれればいいよ。両方とも新品みたいだ。とても特別なデビューに感じたよ。この極端に短い期間でKTMが成し遂げたことに大きな敬意を感じているよ。

アレックス・ホフマンとセカンドテストライダーのミカ・カリオ(Mika Kallio)によるテストが年内に予定されており,それと並行してKTM RC16のさらなる開発がオーストリアのマッティヒホーフェンとムンダーフィングで行われるだろう。



#KTMのRC16はV型4気筒エンジンで,フレームはKTM得意のスチールのトラスフレームだ.ドゥカティもこのフレームを得意としていたが,ドカティはカーボンフレームを経て(市販車のパニガーレみたいなフレーム),現在は日本のメーカーお得意のアルミのツインスパーフレームを採用している.
トラスフレームは製造の際のばらつきが大きく,レーシングマシンの基準では精度の管理が難しいとの記事を以前見たので,KTMお得意のフレーム構成でどこまで行けるのか見ものだ。

もう一つはMotoGPクラスのサスペンションはオーリンズがほとんどだけど、KTMは子会社のWP(ホワイトパワー)のサスペンションだ。ホンダがサテライトのマシンにSHOWAのサスや,NISSINブレーキキャリパーを使用していたりしたが,結局ワークス(repsol honda)が採用していないという状況だけに,WPのサスに注目だ!


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2015年8月8日土曜日

モトGPニュース: トニ・エリアス カエル・アブラハムの代役でMotoGP Indy 参戦へ

 トニ・エリアスはカエル・アブラハムの負傷代役としてMotoGP インディアナポリス グランプリに出場することになった.アブラハムはカタルーニャGPでスネを骨折し,ドイツGPでは彼の代役として青山博が出場した.

 エリアスはMoto2の初代チャンピオンで,MotoGP優勝した経験もあるが,今年は先日の鈴鹿8耐に出場したところだった.

トニ・エリアス (先日の鈴鹿8耐)




  
 トニ・エリアスがMotoGPで優勝したのは2006のエストリルでしたが,
この時代にマシンをすごいスライドをさせて.ラストまでロッシと競って先着したライダーをこの時以降,見ていない気がします..







頑張れエリアス!
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2015年5月27日水曜日

モトGPニュース: ホンダRC213Vのブレーキング:カル・クラッチロー

 ここ 3シーズンで3つの異なるマニュファクチャラーでMotoGPのポディウムに立ったカル・クラッチロー.

 彼はそれぞれのマシンの特性を理解し,技術を順応させているが,今年,LCRホンダに移籍して,最も大きな違いはブレーキングであると言い,RC213Vの速さを最大限に引き出すため,調整を続けているのだ.

「ブレーキはいつもかなり弱くかけるほうだった,ホルヘ(ロレンソ)と同じように,ホルヘのブレーキングはいつもソフトで,コーナの中でブレーキをリリースして,コーナースピードを稼いでいる」.

「ホンダのバイクではそうはいかない.ブレーキはできる限り遅く,そしてもっとコーナーでプッシュできるようにする.これがホンダスタイルで,このように乗らなければならない,マルクはバイクの事をよく知っているので,その特性をより上手く活用できている」.

yamaha→ducati→hondaと乗ってきたクラッチロー


「マルクは自分よりブレーキングが強い,でもブレーキングポイントはほとんど同じだ,だけどいくつかの場所でマルクは自分より上手くブレーキをしている.彼はリアブレーキを多用していて,その技術が彼のようにできない部分があるんだ.多分マルク,ドヴィチオーゾ,オレ(クラッチロー) くらいがリアブレーキを多用しているライダーだろう.でもマルクはちょっと考えられない使い方をしているよ」.

 「多くのライダーはブレーキのはじまりと中盤あたりでリアを使うだろうが,自分はコーナーのより多くの箇所でリアブレーキを使っているんだ」.

 また,ホンダのライダーはリアのグリップも利点であることも認めている.「コースにもよるけど,コーナーの出口(でバイクが起き上がった状態)は悪くないね,だけど他のメーカーも着実にリアのグリップが改善されてきていることは間違いない.だからブレーキングでのアドバンテージは失いたくないね」.

 クラッチローには第二戦のオースティンからファクトリーと同じ新型のシャシが用意されたが,そちらはラップタイムを上げるというよりは,ミスを減らす効果があるとのことだ.「今までのシャシではコーナの進入でスライドして,直進方向に向けるまでの間に問題があった.新しいものはスライドしても,いつもどおりコーナーを抜けていけるから,コーナーでのリスクが減ると思うよ」.

 「だからといって,限界が無いというわけではないから,フロントを失うことなったり,曲がりきれないようなことがない範囲でブレーキを見極めなければならないんだ」.

 
 MotoGP LeMans: Cal Crutchlow: Braking the Honda
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2015年5月26日火曜日

モトGPニュース: Aprilia が今週末にシームレスシフトの投入を発表

アプリリアのシームレスシフトがファクトリーのホームである今週末のムジェッロ(イタリアGP)でデビューする.

新ギアボックスは今月初旬のへレステストで,アップシフトもダウンシフトも完璧に機能しており,アルバロ・バウティスタは2シーズン前までのホンダのギアボックスと"そんなに"かけ離れたものではないとコメントしている.

ギアボックスは両ライダーに用意されるようで,バウティスタのへレスでの好結果から,開発のスピードアップをして今週末のイタリアにこぎつけた.

シームレスシフトは去年のオープンクラスのARTバイクをもとにしている,RS-GPにおける最新のアップグレードである.さらに,2016年にはパッケージの刷新が予定されている.

しかし今回,ギアボックスだけがムジェッロでの前進ではない.

アプリリアも遂にシームレスシフトを実践投入!


ギアボックスに加えて,エアロダイナミクスやシャシにも様々な変更が用意されたようだ.

バウティスタは
「ヘレスでテストしたギアボックスがムジェッロで使えることになってとってもモチベーションが上がっているよ.その他にも多くの部分にアップグレードが施されたし,大きく前進することができると思うよ」.

「多くの事をテストする充分な時間はないので,週末はいつもより要求されるレベルは高くなる,でも我々は覚悟かできている.ムジェッロのような難しいトラックで良いセットアップが見つけられたら,これからのグランプリにも助けにもなるし,技術的な進歩の度合いがどれぼどか,はやく確認したい」.

アプリリアのシームレスシフト導入によって,スズキのみが,より早く,スムースなギアシフトを持たないマニュファクチャラーになるが,スズキがシームレスシフトの準備出来ているかは,いまだわからない.

MotoGP Italy: Aprilia confirms seamless gearbox debut
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2015年5月25日月曜日

モトGPニュース: Moto GP Best Overtakes of the FrenchGP


MotoGP のフランスGPではロレンソ(Yamaha)が前戦に続いて優勝しましたが,マルケス(Honda)とイアンノーネ(Ducati)の近年稀に見る,インクレディブルなバトルがみられました.



マルケスは2015年型のマシンのリアのスライドに苦しんでいる様子で,このレースでは精彩を欠いていました,対するイアンノーネは練習中の方の怪我によって痛み止めを打っての参戦ということで,どちらもギリギリのところでのバトルは見ごたえ充分でした.
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2015年5月22日金曜日

モトGPニュース: Moto2  2019年以降のエンジンサプライヤーの募集始まる

 2019年からのMoto2へのエンジン供給の募集が始まった.現在, 2010年からホンダ,600ccのエンジン(CBR600RRのエンジンがベース)が使用されており,他のグループがこれにチャレンジするかが非常に興味深い.


2012年まで供給を担当した元ホンダF1エンジニアの後藤治氏率いるGEO Technology社






 9シーズンをホンダのエンジンで戦う車体やサスペンションのマニュファクチャラーはホンダが唯一のサプライヤーであり続けることを望むかもしれない.車体では今シーズン,カレックス(Kalex)のシャシーが大半をしめ,タイヤ(ダンロップのワンメイク),エンジン,電子制御を含め ますますマシンのレギュレーションの統制がとれたクラスとなっている.
しかし,サム・ロウズ(Sam Lowes)のSpeed Up(スピードアップ)のシャシーでの躍進もあり,来年は車体を変更するチームが出てくるかもしれない.そうなるとグリッドはよりバライティに富んだものになるだろう.


Moto2 engine supplier open to tenders for 2019 onwards
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2015年5月12日火曜日

モトGPニュース: Aprilia(アプリリア)新シームレスシフトをテスト バウティスタも満足

アルバロ・バウティスタはアプリリアの新しいシームレスシフトを月曜のへレステストにて初めて使用した.バイティスタ曰く、それはホンダのものとそれほど違いは無かったと言う。

苦戦の続くアプリリア

「最初のフィーリングでホンダのシフトと大きく違うものではなかったんだ、とてもうれしいよ。ダウンシフトはもう少し改良が必要だけど、ストレートのアップシフトではホンダのものにすごく似ているよ。僕たちはもっとブレーキングに力を入れていかなければいけない、なぜならホンダのバイクはブレーキングがより容易にできるから」。

「ギアボックスは70〜80パーセントの出来だよ。とてもいいレベルに来ている。こんないいいとは思っていなかったよ。スタンダードのギアボックスから比べると大きな違いだね。タイヤを消費した時のシフト操作でもバイクがより安定しているから、いいリズムをキープすることが出来る。ギアボックスはパーフェクトではないけどラップタイムはとても良いし、フィーリングもグッドだよ。次のレースで使いたいけどそれは不可能なんだ!」。

アプリリアは次週にムジェッロでラバティによる3日間のテストを予定しているが、アイルランド出身のライダーは2015年のシャシの開発を継続する予定だ。


from MCN


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