De RS125: ドゥカティ
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2016年3月27日日曜日

ドヴィチオーゾ "マルケスのアタックは100%予想済み"

 
開幕戦カタールGPで2位を獲得したアンドレア・ドヴィチオーゾ

 イタリア人のアンドレア・ドヴィチオーゾはホンダのマルク・マルケスの最終コーナーの追撃を振り切って、カタールGP2位のポジションを守り切った。レース後の彼のインタビューをお伝えする。


おめでとう、アンドレア。こんなに強い走りができると思っていましたか?開幕前のテスト中は、とても口数が少ない様子でしたが、同時に自身があるようにも見えましたが、


「そうですね、普通は結果が出るまで確信は持てませんが、テスト中はとてもいい方向に進んでいましたので、確信するものがありました。
  レース週末はフィーリングも改善しましたし、すごいラップタイムではなかったですが、ライバルたちはそこまで速くないということもわかりました。 レースでは、僕のマシンはスピードもあって、ラップタイムも問題ありませんでいしたので、私たちはいい方向に作業ができたと感じて、とてもいい調子で走ることができました。そしてタイヤマネージメント、特にフロントタイヤが本当に重要になことだとわかっていました、今後はその点について作業する予定です」


あなたは唯一、フロントにソフトタイヤを履いていましたね、ほとんどの人が消耗が早いと思っていたのではないでしょうか、


「 テストと週末を通して、最後までフロントに問題ありませんでした。それは不思議なことではなありません。フロントではなく、リアタイアのほうが、かなり磨耗しました。
 これはタイヤではなくて、エレクトロニクスのせいだと考えています。なぜなら車体が最大のバンク角のときに、大きくスライドしたりスピンした際は、エレクトロニクスを使っていません。だらか去年よりも、タイヤには大きな負荷がかかっています」


タイヤはどのくらいから性能が低下し始めましたか?


「最初は10周目でした、けれど、それほど問題にはならなかったのですが、ラスト5周で大きく落ちて、コーナーの進入が特に難しくなりました」


このレースが他のバイクについて、実際に学習する、初めてのチャンスだったのでは?


「そうですね、観察することができて良かったですよ。ロレンソが勝ちましたが、彼が苦しんでいる様子も見ることができましたし、マルクが僕をオーバーテイクしたとき(19周目と22周目)、彼は早かったですが、全てが完璧に機能してはいないようでした。だから僕が勝つことが出来ました」


マルクがラストコーナーで仕掛けてくることは分かっていた?


「もちろん!100%(笑)簡単だよ!」


次のレースについては、


「全てのトラックが今までと違うと思うので、自分達のマシンを理解するには早すぎると思います、特にオースティンとアルゼンチンは全く違います。だた、私達のポテンシャルを理解するにはもう少し時間が必要ですね。でも新しいデスモセディチは本当に良いペースで走ることが出来るバイクです」

From crash.net 


 チームメートのイアンノーネが好調ぶりを見せていたので、ドヴィチオーゾは相当焦っているのではないかと、個人的に思っていたのですが、レースでは積極的に前に出る走りを見せながらも最後は冷静に抑えるという、なんともハートの強いレースを見せてくれました。本当に確信を持っていたんですね。



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2016年3月23日水曜日

モトGP2016:バルベラ”これはほんの始まりにすぎない”

2年落ちのマシンで好走を見せるヘクトル・バルベラ選手:鍵は共通ECUに?

 トップ10入りをした強い走りを見せたヘクトル・バルベラは、難しいレース・ウィークエンドを乗り越えて、自身を取り戻した。

 ヘクトル・バルベラはカタールGP注目のライダーの一人であった。スペイン人である彼はシーズン前のテストにて、ファクトリーライダー達に混じって、トップ10入りをしていた。フリープラクティスや予選での彼のミスなどを理由で、バルベラの準備不足が懸念されたが、アヴィンティア・レーシングチームと彼はレースに上手く焦点を合わせてきた。
 8位スタートしたバルベラは、テック3・ヤマハの2人を追いかけていたが、彼らを先行させてしまい、残念ながら7位フィニッシュとはならなかったが、ドゥカティライダーの中では2番手となり9位フィニッシュを果たした。

 2015年、バルベラは2016年のバイクとあまり変わらないバイクに乗っていた、ドカティのデスモセディチGP14.2 だ。2016年からの大きな違いは電子制御(ECU)の統一ルールによって、バルベラはファクトリーのライダーとほぼ同等のパッケージを使用することが出来たのだ。
 バルベラが去年の15位という結果から9位に上昇しただけではなく、去年はトップから21.160秒差であったが、今年は12.465秒遅れのでのフィニッシュである。多くの懸念を払拭し、バルベラは、これからもトップ10以内でのフィニッシュ、そしてファクトリー・ライダーに可能な限り肉薄することを常に狙っていく。
 
ヘクトル・バルベラ「トップ10でゴールすることが出来ましたがもっと上を狙っていきたいです。これは決して言い訳ではないのですが、僕たちは現実的になって、ファクトリーのバイク達と戦わなければいけないということをよく理解しないといけません。 今僕たちはかなり彼らに接近していますし、もっと出来ると感じています。多くのミスをしてしまい、上手くいかなかったところもありますが、ウィークエンドはコンマ数秒差で走れてきました。
 今はまだ始まりにすぎません、私達の本当の目標は、すべてを上手くこなした上で、5位でゴールすることで、常にトップ10にいることです。ポル・エスパルガロとスミスの後ろにいた時はつまらないミスをしてしまいましたが、7位フィニッシュを目指して戦えたはずです。それでも、ドゥカティ勢で2位フィニッシュできたことはとても良かったです」

From MotoGP.com

  今シーズンはテスト中の骨折によって、ル・マンGPまで欠場を予定しているダニーロ・ペトルッチ選手や、テスト後半に好タイムをマークしていた、スコット・レディング選手など(二人ともプラマック・ドゥカティ(GP15)所属)が頭角を表すのかと予想していましたが、GP14.2に乗るバルベラ選手はノーマークでした。サテライト・チームがファクトリー・チームに挑んで行くレースが今シーズンは多く見られるかもしれませんね。
 
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2016年3月20日日曜日

モトGP2016:マルケスは ”危険な男"


 ロッシはポールポジションのロレンソから0.3秒差の5位で予選を終えたが、予選2位のレプソル・ホンダのマルケスは1分54台を3ラップ記録していることに注目している。ロレンソは1分54台を2ラップ、ロッシは1ラップしか記録していないからだ。

 フリープラクティス4(FP4)ではマルケスは8ラップ中7ラップで1分55秒台を記録しており、ロレンソは6ラップ中4ラップ、ロッシは10ラップ中4ラップだ。

 「予選結果にはとても満足しています、5番手につけているし、ポールポジションタイムからも大きく離されていないしね。予選で二回目のアッタックの時に少しミスをして完璧な走りができなかったんですよ。
 それがなければもう少し前でレースができたかもしれないけれど、予選5位には満足していますよ。レースペースにも本当に満足していますしね。明日のウォーム・アップではより良くしていかないとね、ただ現時点で、すでにそんなに悪くないですよ。4、5名のライダーが同じようなペースで走れていますけど、一番気になるのはマルケスですね。今日は彼が一番良いペースでしたよ」



  マルケスは予選後にコメントし、
「FP4はとてもうまく走れました。フィーリングも良いです。予選でも安定して良いラップで走れたし、準備はできていますよ。全力でプッシュ出来るようになるまで長い時間かかりましたが、フィーリングが戻ってきましたし、それが明日のレースにとっては一番大きいです。
 僕たちのレベルとリズムがどれくらいのものか明日には分かりますが、僕は表彰台を狙う準備ができていると思っています、全てが上手くいけば、優勝もね」

From BSN
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2016年3月18日金曜日

モトGPニュース:ロッシ ドカティの最高速は「問題のひとつ」


 2016開幕戦カタールGPのFP1では、ドカティ勢が相変わらずのトップスピードを誇っていましたが、ロッシだけでなく他のライダーにとっても、これは驚異なのではないでしょうか。


 FP1でドカティ・ファクトリーのアンドレア・イアンノーネとアンドレア・ドヴィチオーゾの二人は最高速トップ2を独占した。340km/hを超えたのはこの二人のライダーだけだ。イアンノーネに至っては347km/hを記録した。

 ロレンソに次ぐ、2位でFP1を終えたバレンティーノ・ロッシの最高速は338km/hで、ヤマハ勢トップだったがイタリアンメーカーのドカティの最高速については見逃せない問題のようだ。
 
 「ドゥカティについてはみんなにとって大変なことですね、ドカティGP16は8km/hヤマハよりスピードが出ているんですよ。ストレートで後ろに付かれたらオーバテイクされてしまいますからね」

 

 ロサイル・インターナショナル・サーキットのメインストレートは1km以上あって、フィニッシュラインは最終コーナーから長い距離がある。
 ロッシがドカティの最高速について気になっているのにはロレンソも同意見のようである。
「もしドカティ勢がレースペースをキープしてきたら、ドカティに後ろに付かれてしまうので、ストレートでポジションをキープするのはかなり難しでしょうね。数メートル先でレースをしなければね」 


 しかし、ロッシはヤマハがドカティに対して、勝っている部分には自信があるようだ。
「 僕たちのバイクはコーナーではまだアドバンテージがあるし、タイヤにも良い。でも日曜の夜までは誰にも分からないことですからね」

From motorsport.com 
 

最近はエアロデバイスが流行していますが、フロントでダウンフォースを発生させて、荷重を得ていると思われるので、直線ではドラッグになって不利だと思うのですが、ドカティのエンジンパワーのなせるワザなのでしょうか。テック3のスミス選手もウイングが付いていましたが、ロッシがウイングを付けていないのはそういった理由もあるのでしょうか。


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2016年3月17日木曜日

モトGPニュース 2016:ダニーロ・ペトルッチ「カタールは僕のキャリアで最もハードなレースになるだろう」

 2015年シーズンはサテライトチームながら、ウェット・コンディションだった、イギリスGPでは18位スタートから非常に難しい状況で、すばらしい速さを見せて2位表彰台を獲得したダニーロ・ペトルッチ。
今シーズンは大きな飛躍をするのでは、と個人的に注目していたのですが、シーズン前のテストで骨折をしてしまったペトルッチ。開幕戦に向けて状態はどうなのでしょうか。


木曜日の開幕戦カタール、プラクティス、ダニーロ・ペトルッチは他のライダー同様に、臨むつもりだが、レース本番に出られるかどうかは不明確な状況だ。
  プラマック・ドゥカティのダニーロ・ペトルッチは、2月19日のフィリップアイランドのテストで負った、右手の多発骨折からの回復途中なのだ。

「今の状態がどんなものか本当のところはわからないんです。たぶん、バイクに乗るのはとても、とても難しいと思います。この右腕がどうなるのか、明日にどのくらい期待できるかはわからない状況です」と語ってくれたのが、水曜日のことだ。

「 問題なくあってほしいですね、でも、それが簡単ではないということは分かっています。モトGPのレースはいつもハードなものなのですが、今回はおそらく、僕のレース人生の中で最も難しいレースになるということです。それも、レースが出来ればということですが。。
明日の夜(フリープラクティス:カタールはナイトレース)になると多くのことが分かるでしょう。おそらく鎮痛剤によって腕の痛みを緩和するとは思いますが、腕に力が入るかどうか」







「チャンピオンシップを考えると、葛藤はあります。シーズンを通してコンペティティブでいられると思っていたので、ここで更にダメージを蓄積したくは無いからですからね。
 治療のことを考えると、非常にリスクが高いですね、治療には6週間から2ヶ月必要です。僕が骨折したのは25日前ですから。プレートに6つのボルトで第二中手骨を固定していて、第三、四中手骨にもボルトがそれぞれ3つずつ入っていて、合計で12本もです!
  いつ転倒するかわから無いし、ブレーキングのことを考えると、医者はギブスを着けなさいと言いましたよ。ブレーキングでプッシュした時に、また骨折するかもしれませんから。明日になれば状況ははっきりすると思います」

 「たぶん明日ボックスを出て最初のコーナーで僕は「f**k」って言うでしょうね。で、2、3コーナーを回って帰ってきて、でも3、4週は走ると思いますよ。で腕が張っていたら、腱に問題があるでしょう。
 でもそんなに痛みがなくバイクに乗れるようであれば、シャンピオンシップのために数ポイントでも獲得したいですよ」

「もう一週間あれば、もう少し良くなっていたと思うんですけど、今週が開幕戦なわけで、今おかれた状況にに集中しないと。こんな問題がありながらレースに出場しようとするのはバイクのレースだけだと思います。
 でも状況が悪ければ、また月曜からスタートして、次のレースのことを考えてます。その時は、僕がテストで見せたようなレベルの走りが出来ると思いますよ」

ペトルッチは開幕前の第一回目、セパンテストで2番タイムを記録し、二回目のフィリップアイランド初日では首位。ペトルッチが欠席している間に、Pramac Ducati(プラマック・ドゥカティ)のチームメイトである、スコット・レディングが最後のカタールテストで2番時計を記録した。

From CRASH.net


プラマック・ドカティはドゥカティの2015型マシン、GP 15での参戦ですが、テストから両選手が速さを見せており、要注目です。両選手にはシーズンを通して活躍して欲しいものです。

追記:残念ながらペトルッチ選手は骨折の状態が思わしくないようなので(当然)、カタールGPをFP3をもって欠場するようです。シーズンはまだまだこれから、そのポテンシャルを見せて欲しいです。
 代役には可能であればドゥカティのテストライダーのミケーレ・ピッロ選手が出走するかもしれないとのことです。
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2016年3月5日土曜日

モトGPニュース: スコット・レディング (プラマック・ドゥカティ):テストペースは  "ジョークではない”


 

スコット・レディングは昨年ミサノで表彰台に上がったが,Marc VDSチームでの2年間は難しいシーズンを過ごしたが,Pramac Ducatiへ移籍し,2016年はシリアスなコンテンダーになることを信じている.

「多くのメディアは僕が今年トップ6になると言えば笑ったよ. だけどこれはジョークじゃない.僕はトラック上で僕のポテンシャルを示すことが出来るバイクを手に入れた」

レディングは最後のプレシーズン・テストで2番時計をマークした.1番は昨年チャンピオンのロレンソだけだ.


「最高だよ,カタールは我々がやってきたことと,もっとプッシュして僕のポテンシャルを確かめることだった.僕たちは新しいタイヤを改善するために苦しんだけど,幾らかの変化が見られ,僕の有利な点にすることができたよ.新しいタイヤではすごく速い,そしてタイヤが消耗してもまた速くなるんだ,それは本当に僕にとってポジティブなことだよ.10ラップ連続で走ったんだけど,10周目でファステストを記録することが出来た.そのタイヤは一度使ったものだったんで,計15周走った状態だったんだ」


Moto GPでの足固めの年を終え,Moto2のかつてのスターはホンダのサテライトバイクからの移籍をした.

「前進したことが本当に嬉しいし,自信が戻ってきていると感じているよ.Ducatiはフィリップアイランドでは難しかったけれど,ここ(カタール)とセパン,ヘレスでは上手く機能している.僕たちはタイヤにも信頼を得てきたし,エレクトロニクスの理解も進んでいる.そして僕の自信も上向いてきているよ」
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2016年2月13日土曜日

モトGPニュース: Suter(スッター)がDucati(ドゥカティ)の開発に関わっている?




 



Speedweek.comによると,スイスに本拠地を置くSuter(スッター,スーター)は2013年に初めて,Ducatiと接触を持ったとのこと.

そして,そのコラボレーションは現在のジ・ジ・ダニーリャの就任によって凍結したが,2016年にシャシーの協力関係は再び回復したようだ.

ジ・ジ・ダニーリャはその点についてはノーコメントだとSpeedweekは伝えている.

Ducatiはスチール,カーボンファイバーフレームを経て,2012年,Moto GP マシンにアルミフレームを採用した.
その頃,Suter Racing Technology (元レーサーのEskil Suterにより設立)は1990年代終盤より,様々なグランプリのプロジェクトに技術を提供いていた.


それらのプロジェクトは1999年,GP500のユルゲン・ファン・デン・グーベルグによるMuz Weber機の2度のポールポジションや,2002年から2005年のフォギー・ペトロナスレーシングのWSBK機,2004年から2006年のカワサキのMotoGPファクトリーマシン,2007年のイルモアや,2012年のSuter-BMWのCRTマシンなどだ.


Suterの最大の成功は共通エンジンのMoto2クラスでの3年連続コンストラクタータイトルと一人のチャンピオン誕生であるが,現在Moto2クラスではKalex(カレックス)がシェアを広げている.


Suter Racing Technology は
「私たちは自動車,バイク部門で,たくさんのプロジェクトを,多くの依頼者から受けていますので,噂話や依頼者の名前などについては全てお答えすることができないのです」とコメントしている.


From Crash.net : http://www.crash.net/motogp/news/226582/1/suter-working-with-ducati.html
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2016年2月9日火曜日

モトGPニュース: ケーシー・ストーナー : 2009年の「Moto GPベストバイク」はDucatiのカーボンフレーム

”2009のカーボンフレームを手にしたとき,僕達のバイクはグリッド上で最高のバイクだったと思っている" -Casey Stoner.


 

 ケーシーは2009年の未来的なカーボファイバーフレームのデスモセディチが, ”グリッド上で最高のバイク”としてducatiに二度目のMoto GPタイトルをもたらすことを信じていた。

ところが残念なことに,ストーナーはシーズンのほとんどを,病気によってダウンしており,3つのレースを欠場した。

しかし,最終的にそれが乳糖不耐症であると判明したのちに,彼はすぐ2位 - 優勝 - 優勝と,その年に2勝したのだった。バレンシアでは唯一,ウォームアップ・ラップでのトラブルによって3連勝を逃した。

ストーナーは先週のセパンでテストに復帰した際に語った。
「2009年にカーボンフレームのバイクを手にいれたとき,僕は最速のバイクを手にいれたと思ったんだ,だけど不運なことに僕はシーズンを全うすることが出来なかった。でも僕の感触では,カタルーニャGP以降,バイクは素晴らしかったよ」

「僕がドゥカティを去った後,全て台無しになってしまったね。あのバイクはまだ完成されていなかったけれど,多くの潜在能力を秘めていたんだ」

”Moto GP" 時代,日本のメーカーはアルミのツインスパーフレームを継続している間,ドゥカティのデスモセディチ プロジェクトは2003年から2008年まで,スチールのトレリスフレームを使用してきており,2007年にはストーナーによって唯一のタイトルを手にした。

しかし,好結果をもたらした2008年のテストを経て2009年,ファクトリーはカーボファイバーのシャシーとスイングアームにスイッチすることとなった。


http://www.virginducati.com/school/qa06/

ストーナーは2010年にホンダへと移籍し,ドゥカティはロッシの苦悩に応えるためにカーボンからアルミフレームへと変更を行い,ドゥカティは2012年,スイングアームはカーボンのままであるが,日本のメーカー同様のアルミのツインスパーフレームを使用することになる。このセットアップは2014年から指揮を執ることになった ジ・ジ・ダニーリャのもとでも継続されている。

ストーナーは2012年,2度目のタイトルをホンダのアルミフレームのマシンによって獲得しているが,現在のドゥカティのデザインと,かつてのカーボンフレームとの違いを聞かれて,

「正直に言って,それは本当に難しいことです。タイヤもブリジストンからミシュランになって,排気量も800ccから1000ccになっているし,当時から進化してますしね。ただ我々がまだカーボンのスイングアームを使用しているのには理由があります,カーボンは多くのポテンシャルを秘めているからです」

 ストーナはセパン最終日にドゥカティ勢で最速のタイムを記録したが,次回のオーストラリア(フィリップ アイランド)の公式テストには不参加の予定だ。来月のシーズン前のカタールのプライベートテストに参加を予定している。

ドゥカティは2010年,カーボンフレームのマシンに乗ったストーナーが,フィリップ アイランドで優勝して以降,グランプリでの勝利がないが,30歳になるストーナーはレースに出るつもりはないと断言している」


Crash.net : http://www.crash.net/motogp/news/226508/1/stoner-carbon-frame-ducati-best-bike-in-2009.html
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