ロッシがなぜBOXに早く入らなかったのか。先頭を走るライダーはなかなかないれないものなのか。
F1のように選手とピットが無線で会話出来ない、MotoGPならではの人間っぽさが出ていた、エキサイティングなレースでした。
ファーストラップはロッシ[46]が先頭に、3週目にドヴィチオーゾ[04]が先頭に出でます。 3列目から先頭に躍り出るあたり、流石です。 しかも後方にはジャック・ミラー[43]がすでに先頭集団に..速い |
と思ったらこの人!こちらもウエットコンディションのの申し子ペトルッチの登場です。 11コーナーでスピードに乗って、ファンタスティックなオーバーテイク! マルケスはズルズルと後退、ジャック・ミラーに抜かれてしまいます。 |
— MotoGP™ (@MotoGP) 2016年7月17日
しかしです、9週目を走行中にペトルッチは転倒していまうのです...そしてマシンからは火が出ます。 非常に残念ながらペトルッチ選手リタイアです。 |
ここでマルケスは大きくオーバーラン!コースに復帰しますが、先頭から15秒近く遅れて9番手となります。
— MotoGP™ (@MotoGP) 2016年7月17日
次の18週目、マルケスは勝負に出ます。BOXにもどってスリックタイヤでコースに復帰です。 彼のマシンの乗り換えはいつも早い! (この時、クルーがクラッチを握っていて、すでにギアを入れてしまっていたのでは? との疑念が発生したのですが、ギアはニュートラルでルール上、問題はなかったようです) |
そして先頭手段はこの後、壮絶な男たちの勝負を繰り広げるのです... 結果BOXになかなか入ることが出来ず、後方を走るマルケスに爆走を許してしまいます。 |
ドヴィチオーゾはレース後「先頭を走っているとなかなか判断力を保つのが難しい」
というような発言をしていました。
クラッチローは「トップの二人に食らいついてやる!」的な感じでした。レース後は嬉しそうに奥さんに電話しとりました。マシン乗り換え後も速さがありました。
ロッシはあまりBOXに入るのが遅れたことは問題ではないと。インターミディエイトタイヤが機能しなかったんだ、ということを強調していました。
少し認めたくないというようなこともあったのでしょうか。
ただその後、同じタイミングでバイクを乗り換えたクラッチローが2位、ドヴィチオーゾが3位なので、タイヤがうまく機能すれば2位を争うことは出来たのかもしれません。
ひとしきり熱いバトルを終えたミラーを除く四人は一斉にピットに入ります。 |
ただ時すでに遅し、乾いたレコードラインをマルケスは快調に飛ばしていました。 ラップ6秒以上は速かったのではないでしょうか。 |
そしてマルケスはそのままザクセンリンク7連勝を達成!日本とは逆のスタイル?の胴上げで チームに祝福されます。 |
レースを見ている分には、なんで BOXに入らないんだろうと思いましたが、やはり実際に走っているライダーは隣に強力なライバルが走っているわけですから、なかなかBOXにいは入れないのでしょうか。
そんな冷静な人間なら、そもそもMotoGPバイクに乗っていないのでしょうか。
レースをしていたライダーにしかわからない難しさがあるのだと思います。
おわり。
From motorsport.com
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