De RS125: Motorsport.comによる、ムジェロGP ライダー評

2016年5月24日火曜日

Motorsport.comによる、ムジェロGP ライダー評

サッカーなどでは選手の採点がよくありますが,motorsports.comでは、MotoGPで、レース毎に採点をつけているようです。

おそらく、目の肥えた記者による採点になっていると思われます。どうなっているのでしょうか。

(10点満点での採点になっているようです)


ホルヘ・ロレンソ 9点


 予選5番手は、ロレンソの基準としては物足りないものだったが、現役チャンピオンは鮮やかなスタートから第一コーナーで先頭に立って見せた。レース中は序盤はロッシ、終盤はマルケスのプレッシャーに耐え、先頭を譲らない走りを見せた。

最終コーナーではヤマハのマシンで、最適なラインを取り、加速力に苦しむホンダのマシンをストレートでかわして優勝を勝ち取った。



バレンティーノ・ロッシ 9点


 エンジンがブローしていなかったら、ロッシは8年ぶりにムジェロで優勝できただろうか。

その答えは分からないままだが、彼は(ビニャーレスのスリップは使ったものの)驚きのポールポジション獲得から、レースでもロレンソにいつでもアタックを仕掛けられるポジションにいたことは確かなのだ。

彼のリアイアによって、10万人のイタリア人が落胆するまでは。


マルク・マルケス 10点


ヤマハのマシンよりも明らかに問題を抱えているマシンで奮闘したマルケス。

0.0019秒差でロレンソに負けたことは、痛恨の思いだっただろう。
ポイントランキングを顧みない、最終ラップでの最初のロレンソのパッシングや、
抜き返された後での、ビオンデッティ(13コーナーから最終コーナーにわたる、高速S字コーナー)の彼の反応は、まさに彼がベストであることを示した。


ダニ・ペドロサ 7点


 チームメートのマルケスから、5秒遅れでチェッカーを受けたということで、こう言った採点となった。7番グリッドからのスタートで、先頭集団に挑戦するペースを掴むことができなかった。
しかし、30歳のペドロサは、限りなく表彰台に近い走りを見せ、その安定性を証明した。


アンドレア・ドヴィチオーゾ 6点
 
 ドヴィは今年、土曜日よりも日曜日の方が調子がいい。彼のホームグランプリでは、それがより顕著であった。

プラクティスと予選では明らかに苦戦しており、13番グリッドからのスタートだったが、レースでは非常に印象的な走りをみせた。

しかし、腕上がりの問題で、終盤ペースを維持することが出来なかった。


アンドレア・イアンノーネ 7点


 表彰台は、いつでもいい結果であると言える。しかし、ムジェロでは、ドゥカティとの間での、もう一つの勝利を掴み損ねてしまった。

彼は週末を通して速いライダーであるが、スタートをミスしてしまい、3番グリッドからオープニングラップで8番まで後退してしまった。


マーベリック・ビニャーレス 8点


MotoGPクラス初のポールポジションをわずかな差で逃してしまったが、日曜のウォームアップでは首位だった。ヴィニャーレスには、表彰台が目前まで見えているはずだ。

しかし、エレクトロニクスなどによって、レコードラインでないとパワーを発揮出来ないでいる。1ラップ目で11位に後退してしまい、6位のリザルトが期待できる最高の結果であったろう。


アレイシ・エスパルガロ 5点


ここ3レースをトップ6で終えている彼は、ウォームアップ走行のクラッシュで、不運にもマシンにダメージを与えてしまった。
乗り換えたGSX-RRで同じようなフィーリングが得られず、2列目からスタートしたものの9位と、今回は勝負することができなかった。


ブラッドリー・スミス  8点


ゆっくりと、だが確実に、スミスはついに調子を取り戻しつつある。彼は、2016年になって初めて、サテライト勢トップの7位フィニッシュをかざった。

週末を通して、チームメートのポル・エスパルガロがバイクのフィーリングに苦しんでいたが、プラマック・ドゥカティ勢とスズキ・ワークスを倒した走りは素晴らしいの一言。


ポル・エスパルガロ 3位


ポルの気持ちを汲まないわけにはいかないだろう。彼は今シーズン最低のパフォーマンスであったし、ヤマハからは、2017年のファクトリーライダーとして構想外だった、ということが告げられたからだ。

彼はFP3と予選1、そしてレースで、合計3回の転倒を喫した。しかし奇跡的に彼はバイクを立て直して、15位でフィニッシュすることが出来た。


カル・クラッチロー 4点


 週末を通して存在感を発揮できなかった。Q1でクラッシュして16番グリッドからのスタートになり、彼が2016年シーズン唯一ポイントを獲得した、ヘレスでの11位と同様の結果に終わった。レース中は終始、単独走行となった。




ダニーロ・ペトルッチ 7点


 怪我からレースに復帰して、2戦連続でチームメイトのレディングを予選で打ち負かしている。序盤はペースに苦しんでいたが、すぐに調子を取り戻し、スミスに挑戦するところまで持ち直した。彼のホームレースであり、トッププライベーターに相応しい走りをみせた。彼の順調なカムバックはこれからも続く。


スコット・レディング 6点


 ムジェロでは3度目のノースコアに終わったレディング。今回は冷却水の問題が、ダッシュボードに表示され、ブリッティシュである彼は、エンジンを破壊しないよう、バイクを止めてリタイアした。それまではトップ10を走行しており、いいレースをしていたのだが。



From motorsports.com


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