De RS125: ライダーのマーケット、残るシートは!?MotoGP2016

2016年5月18日水曜日

ライダーのマーケット、残るシートは!?MotoGP2016



ホンダと契約した笑顔のダニ・ペドロサ
 ホンダは、ムジェロを前にしてペドロサとの契約を2年延長する契約を結んだ。

 その後ドゥカティは、セカンドライダーとしてアンドレア・ドヴィチオーゾと契約に至ったことをアナウンスした。
 どちらのアンドレア(ドヴィチオーゾとイアンノーネ)にするか、非常に難しい決断であっただろう。


ドゥカティのセカンドライダーはドヴィチオーゾに

 イアンノーネの ”未来のドア” が閉じはじめたのは、アルゼンチンGPの最終コーナー、ダブル表彰台が確実だった場面で、チームメートを巻き込んでリタイアした時だったのではないだろうか。
 ドゥカティがドヴィチオーゾを選んだのは、彼が2013年にドゥカティに加入してから、これまで開発してきた仕事が正当に評価された結果ということだろう。

アンドレア・ドヴィチオーゾ
「ドゥカティと契約合意に至ることができて非常に満足しています。これで2013年から始まった挑戦を続けることができます」

ジジ・ダニーリャ(ドゥカティ スポーティングマネージャー)
「我々はドヴィチオーゾと2年契約に至ることが出来て非常に嬉しい思いです。そして4年前から彼とともに続けてきた素晴らしい仕事を継続することが出来ます」

最後のパズルは2、3日後に明らかになるだろう、モビスターヤマハが、マーベリック・ビニャーレスと2年契約を結ぶことだ。



各ファクトリーの状況は以下のようになっている:



マルケスとペドロサのホンダ

ホンダは今のライダーラインナップを継続したい、ということを隠すことはなかった。すでに2回の世界タイトルを手にしているマルク・マルケスと、速く、開発能力もあるペドロサ。ペドロサとの契約更新、マルケスとの契約を残している。


マルケスの契約延長は?

ロッシとビニャーレスのヤマハ

 21歳のスペイン人ライダー、マーベリック・ビニャーレスはバレンティーノ・ロッシのチームメートになるだろう。
 スペイン人ライダーがチームに入ることで、スポンサーのモビスターも幸せであり、ヤマハも、若く才能のあるライダーを迎えることで、9回の世界チャンピオンである、バレンティーノ・ロッシに続く、中・長期のラインアップを固めることが出来た。
 ビニャーレスの加入は木曜日のムジェロでのプレスカンファレンスで発表されるものと思われる。




ロレンソとドヴィチオーゾのドゥカティ

現役チャンピオンのロレンソと契約を結んだ後、ドゥカティはドヴィチオーゾと再契約を結んだ。ドヴィチオーゾについては、これまでの仕事振りと、スピード、安定していること、常に最善のリザルトを獲得してきたことが順当に評価された。


ロレンソはストーナー以来のワールドチャンピオンをドゥカティにもららせるだろうか

イアンノーネもしくはリンス、エスパルガロのスズキ

ズズキのチームマネージャー、ダヴィデ・ブリヴィオはル・マン後にすぐに日本へと飛んだ。ビニャーレスの移籍による代わりのライダーを決めるためだ。
 一番の候補はアンドレアイアンノーネだろう。しかし、ブリヴィオはアレックス・リンスに興味を持っている。Moto2クラスにおいて、最も将来が期待されるライダーだ。
 アレイシ・エスパルガロはどうだろうか?序盤は苦戦していたが、ここ3レースは強い走りを見せている。
 スズキも2人のライダーを総入れ替えするようなことをするようには考えられないが、現実的な選択肢として、イアンノーネのように速く、才能のあるライダーのペアとして、とリンス、エスパルガロどちらかを選ぶのではなかろうか。



イアンノーネはスズキに落ち着くのでは

ロウズとバウティスタもしくはブラドルのアプリリア

 サム・ロウズはすでにアプリリアとの来年の契約を結んでいる。チームボスのロマーノ・アルベシアーノは「今の段階で、2017年に何台のアプリリアを並べられるかはわからないが、2台以上という選択肢もありうる。アルバロ・バウティスタとステファン・ブラドルにはどちらも潜在能力があります。
 我々は去年すでに、サム・ロウズと契約を結びました。彼は我々のプロジェクトに完璧にフィットするからです。彼が速いライダーであることは証明済みですが、我々は彼の人間性も好きです。彼のレースに注がれる、情熱とエネルギーは素晴らしいです。サムはフレンドリーなやつですし、本物で、誠実です。



スミスと???のKTM

開幕戦カタールを前に、KTMのブラッドリー・スミス加入が発表されたが、KTMのセカンドライダーはまだ決まっていない。アレックス・リンスは一つの選択肢であるだろう。
 しかし、KTMのスポーツディレクターのピット・バイラー早急な判断を避けているようだ。
「ライダーのマーケットは本当にクレイジーですから、すべての選択肢を考えるつもりです。我々は来年、世界チャンピオンになれるライダーを探している訳ではありません。我々は来年、ワールドチャンピオンを狙う準備はまだできていません。
 ブラッドリーは前年のチャンピオンシップ6位であり、我々にとって最も理想的な選択肢でした。彼は26歳とまだ若く、安定しており、成長の余地もある。我々はこれからのベースを築いていくことが重要であり、彼とならそれができると期待しています。
 たとえ資金があっても、ロレンソやマルケスなどのトップライダーを選ぶつもりはありません。もちろんそれは夢ではありますが、現実的ではありません。ライダーにとっても、チームにとっても有益なものではないでしょう。
 我々はまず、チーム作りが第一で、そこからレベルをベストに持って行くことができて、将来のベストライダー選びはそれからです。



From Cycle world


 ということでしたが、いかがでしたでしょうか。エスパルガロ兄弟の弟、ポルはファクトリーのシートを目指しているようですが、名前が上がってきませんでしたが、テック3の契約延長となるのでしょうか。Moto2チャンピオン、ザルコ選手の話題も出てこなかったですね。

個人的にはアルバロ・バウティスタが気になっていたのですが、アプリリアに残留して、その実力を発揮してほしいところです。

あとはマルケスの契約がまだ発表されないところに、少し不気味な雰囲気が...以前、ホンダの中本HRC副社長の定年間近ということと、マルケスの契約はホンダが有利との記事がありました
 しかしマルケスならホンダでなくても速い気がしてなりません。契約金もロレンソよりもだいぶ安いみたいですし、まだなんか残ってそうな、なさそうな。

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