MotoGPへのチャンスを狙う、マイケル・ファン・デル・マーク |
ホンダのライダーはマシンの加速力の不足を、コーナーでのハードブレーキングで補おうとしている。
これは今シーズンのMotoGPのRC213Vに乗るマルク・マルケスと同じ状況であるが、ワールドスーパーバイク(WSBK)においても同じ状況が起こっている。テン・ケイト・ホンダのマイケル・ファン・デル・マークとニッキー・ヘイデンはストーレトでこの問題に苦しんでいる。
マイケル・ファン・デル・マーク
「冬のテストではパワーがあったのですが、まだ他のライダーについていくには、コーナーでプッシュする必要があります」
「コーナーの出口で少しタイムを失うので、そこを改善したいですね」
23歳のマイケル・ファン・デル・マークは昨年、負傷したカエル・アブラハムに変わって、彼のホームであるオランダ、アッセンにMotoGPライダーとして走行した。
「若いライダーなら、いつでもMotoGPに挑戦したいと思っているのではないでしょうか。でも、もしそこに行けるのなら、良い状況で私は行きたいです。私はまだ若いですし、そのことについては、しっかりとした考えのもと、決断をしなければいけないと思っています。それは一年限りのことではなく、その後にも影響があるものですから」
「今現在はMotoGPからの正式なオファーは届いていないので、決断をすることは難しい状況です。しかし、チャンスは巡ってくると思っています」
2014年のワールドスーパースポーツ(WSS)のチャンピオンである彼は、ホンダでキャリアを気づいてきた経緯がある。
「ホンダはもちろん第一の選択肢です。ホンダを離れるということはないでしょう、これまでも良い関係を築いてきましたので」
近年、WSBKからMotoGPへスイッチしたライダーといえば、2015年のユージン・ラバティとロリス・バズである。
「ラバティには刺激を受けました。去年はチームメイトのヘイデンと同様に、非常に難しいバイクであったと思いますが、2016年のラバティのバイクは、型の古いバイクですが、スピードがあります。これは彼にとってもスーパーバイクのライダー達にとってもいことです。ロリス・バズも上手くやっています。スーバーバイクのパドックにとって、彼らが速いということは、とても良いことです」
ファン・デル・マークは現在、スーパーバイクでチャンピオンシップ4位(表彰台3回)につけており、チームメイトの2006年MotoGPチャンピオンである、ニッキー・ヘイデンはルーキーシーズンながら6位(表彰台1回)につけている。
「ヘイデンのライディングスタイルは僕とそんなに変わらないです、去年のシルバン(ギュントーリ)はだいぶ違っていたので。でもニッキーはよりリアブレーキを使うところが唯一の違いですね。全体的にはよく似ています。これはチームにとっても良いことです」
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